大韓民国国立公州大学校歴史博物館との連携事業
更新日:2024年04月08日
大野城市では、特別史跡大野城跡や特別史跡水城跡などを、市民が誇る宝として「守り」「活かし」「継承する」取組を行っています。
大野城市の市名の由来となっている「大野城」は、百済亡命貴族の指導によって、山の地形をたくみに利用して造られた「城(き)」であり、古代山城、朝鮮式山城と呼ばれています。
大野城心のふるさと館では、かつての百済の王都「公州」に所在し、百済文化研究の拠点である大韓民国国立公州大学校歴史博物館と「大野城心のふるさと館と大韓民国国立公州大学校歴史博物館との学術文化交流の推進に関する協定書」を締結し、この協定に基づき両館による日韓古代山城の調査研究と市民交流に関する事業を実施しています。
注:本ページに記載する役職名は、事業当時の役職を記載しています。
これまでの主な活動内容
令和5年度 | 協定の再締結 |
市民サポーター交流事業 | |
市民サポーター交流事業市民報告会 | |
令和4年度 | 大韓民国国立公州大学校歴史博物館連携事業パネル展 |
百済文化遺産講座 | |
令和3年度 | 大韓民国国立公州大学校歴史博物館連携事業パネル展 |
日韓古代山城調査研究報告会 | |
令和2年度 | 大韓民国国立公州大学校歴史博物館連携事業パネル展 |
日韓古代山城調査研究報告会 | |
平成30年度 | 学術文化交流の推進に関する協定 |
連携特別展「再々発見!古代山城と水城・大野城」 | |
連携特別展関連講演会 |
令和5年度
協定の再締結
平成30(2018)年に締結した「日本国 大野城心のふるさと館及び大韓民国 国立公州大学校歴史博物館における学術文化交流の推進に関する協定書」の有効期限が令和5(2023)年10月10日までであったことから、協定の更新及び協定式を令和5年10月5日に大韓民国国立公州大学校で執り行いました。
(左:洪潽植 公州大学校歴史博物館長、右:赤司善彦 大野城心のふるさと館長)
市民サポーター交流事業
大野城心のふるさと館でボランティアとして活動するふるサポの会会員(ここふるサポーター)の代表者と大韓民国国立公州大学校歴史博物館等で活動する市民ボランティアとの相互交流を大韓民国公州市で実施しました。
交流では、お互いの活動を紹介するとともに、土器パズルや拓本の体験アイテムを使った体験交流を行いました。
公州市の史跡や施設を視察する際には、現地の市民サポーターによる解説を行っていただき、百済文化について知識を深めました。
期間:令和5年10月4日(水曜日)~ 令和5年10月8日(日曜日)
市民サポーター交流事業市民報告会
公州大学校歴史博物館との市民サポーター交流事業の内容について、参加したサポーターによる報告会を実施しました。
本市の名前の由来ともなった朝鮮式山城「大野城」のルーツともいえる公州市の「公山城」などの史跡などについての調査や、公州大学校歴史博物館のボランティア(市民サポーター)との交流から得られた知識や経験を紹介しました。
報告会の様子はYoutubeに公開していますので、ぜひご覧ください。
Youtubeで報告会をご覧になる方はコチラ(外部リンクへ移動します)
令和4年度
大韓民国国立公州大学校歴史博物館連携事業パネル展
協定の締結や連携事業の内容、研究報告、韓国公山城を紹介するパネル展示と関連品を展示し、連携事業PRを行いました。
会期:令和5年2月7日(火曜日)~2月26日(日曜日)
会場:大野城心のふるさと館 1階 ジョーホール
百済文化遺産講座
公州大学校歴史博物館連携事業や公州における百済文化遺産についての講座及び令和5年度以降に実施する市民サポーター交流事業についての事前説明を行いました。
- 講座1「公州大学校歴史博物館連携事業の紹介」 講師:早瀬 賢
- 講座2「公州の百済山城等の百済文化遺産についての紹介」 講師:舟山 良一
日時:令和5年2月18日(土曜日) 午後2時~午後4時
会場:大野城心のふるさと館 M2階 講座学習室
令和3年度
大韓民国国立公州大学校歴史博物館連携事業パネル展
連携協定の締結や連携事業の紹介、研究報告、韓国公山城を紹介するパネル展示と動画上映を実施し、連携事業PRを行いました。
会期:令和4年2月8日(火曜日)~ 令和3年3月20日(日曜日)
会場:大野城心のふるさと館 1階 ジョーホール
日韓古代山城調査研究報告会(令和3年度)
韓国公山城・水城跡に関する最新調査研究報告、各報告者及びパネラーによるパネルディスカッションを実施し、他では聞くことができない最新情報を参加者に提供しました。
日時:令和4年2月20日(日曜日) 午後2時~午後5時
会場:大野城心のふるさと館 M2階 講座学習室
報告内容・発表者:
- 公州公山城の土塁区間の石垣築造技法(公州大学校歴史博物館 李賢淑(イヒョンスク)学芸研究室長)
- 大土居・天神山水城跡の調査成果(春日市教育委員会文化財課 中村昇平 課長補佐)
パネルディスカッション
パネラー:
- 公州大学校歴史博物館 徐程錫(ソジョンソク)館長
- 公州大学校歴史博物館 李賢淑(イヒョンスク)学芸研究室長
- 春日市教育委員会文化財課 中村昇平 課長補佐
- 大野城心のふるさと館 赤司善彦 館長
注:公州大学校歴史博物館の報告者及びパネラーは、リモート(オンライン)で報告・ディスカッションを行いました。
令和2年度
大韓民国国立公州大学校歴史博物館連携事業パネル展
連携協定の締結や連携事業の内容、韓国公山城を紹介するパネル展示と動画上映を実施し、連携事業のPRを行いました。
会期:令和3年2月16日(火曜日)~ 令和3年3月7日(日曜日)
会場:大野城心のふるさと館 1階 ジョーホール
日韓古代山城調査研究報告会
韓国公山城・水城跡の調査研究報告や日韓古代山城に関する最新調査研究事例報告、各報告者によるパネルディスカッションを実施し、他では聞くことができない最新情報を参加者に提供しました。
日時:令和3年2月28日(日曜日) 午後2時~午後5時
会場:大野城心のふるさと館 M2階 講座学習室
報告内容・発表者:
- 韓国公山城調査研究報告(公州大学校歴史博物館 李賢淑(イヒョンスク)学芸研究室長)
- 水城調査研究報告(大野城市教育委員会ふるさと文化財課 上田龍児 発掘調査担当係長)
- 韓国古代山城(全北 長水 砧嶺山城)(公州大学校歴史博物館 徐程錫(ソジョンソク)館長)
- 日本古代山城(古代の烽)(大野城心のふるさと館 赤司善彦 館長)
パネルディスカッション
パネラー:各報告者
注:公州大学校博物館の報告者は、リモート(オンライン)で報告などを行いました。
平成30年度
学術文化交流の推進に関する協定
平成30(2018)年10月10日、公州大学校歴史博物館において学術文化交流協定式を執り行い、大野城心のふるさと館、公州大学校歴史博物館両館長の署名により学術文化交流の推進に関する協定書を締結しました。
(左:赤司善彦 大野城心のふるさと館長、右:梁鐘國 公州大学校歴史博物館長)
連携特別展
連携特別展「再々発見!古代山城と水城・大野城」
公州大学校歴史博物館と協定を締結した翌月(平成30年11月)、大野城心のふるさと館では、協定に基づき公州大学校歴史博物館より展示資料の借用のうえ、特別史跡大野城跡をはじめとして、水城跡や各地の古代山城に焦点をあて、築造前史の大野城とこれまでの研究成果を紹介した『連携特別展「再々発見!古代山城と水城・大野城」』を開催しました。
会期:平成30年11月17日(土曜日)~ 平成31年1月14日(日曜日)
会場:大野城心のふるさと館 3階 企画展示室
連携特別展関連講演会
テーマ:「百済の山城と大野城」
講師:公州大学校文化財保存科学科 徐程錫(ソジョンソク)教授
開催日:平成30年12月1日(土曜日)