館長の部屋
更新日:2023年1月1日
赤司 善彦(あかし よしひこ)
1月
謹賀新年
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
今年は、コロナ禍3年目にしてはじめて行動制限がないお正月を迎えました。久しぶりに初詣に出かけた方や、ご家族や親せき、ご友人との集まりに参加された方も多いと思います。
さて、今年は7月に開館5周年となる節目の年を迎えます。「歴史と、まちと、人と、想いと―つなぐ、つながる。」をキャッチフレーズに掲げて、各種展覧会や博物館事業に力を注ぎながら、さらに市民の要望等を取り入れた運営を行ってきました。例えば、一定の要件を満たした個人や団体等から公益性の高い事業を募り、市(当館)と共働で事業を実施する「つながる事業」はその一例です。この事業で開催した作家さんをはじめとした多くの方によるワークショップは、当館の事業の裾野を広げていただきました。こうした事業を行った評価が昨年9月の来館者30万人達成の大きな原動力となりました。
また、当館が行う事業の中には最初は一粒の種でしたが、大きく育った催しもあります。「百間石垣ウォールクライミング」はコースを定期的に変更することで、新たな子供たちの挑戦の場になりました。「ハイハイレース」は開催を心待ちにしていただくイベントになりました。多くの市民にまずは来館していただき、館内の各種の展示やふるさとの歴史に触れる場を楽しんでもらえるように、スタッフ一同、新しいことにも挑戦し続けたいと考えています。
今年が皆さんとって素敵な一年となりますように祈念いたします。
筑紫中央高校書道部の作品
令和5年1月1日
市民ミュージアム大野城心のふるさと館長 赤司善彦

- 「世界の水中遺跡の保存と活用」『水中遺跡の歴史学』山川出版社2018.3
- 「大宰府の都市の造営」『大宰府への道―古代都市と交通―』九州歴史資料館2018.4
- 「博多をめざした交易船をさがす」『西日本文化』478 2018.7
- 「公立博物館意識改革待ったなし」『西日本新聞』朝刊2018.7.21
- 「朝鮮式山城の特徴―主に兵站と備蓄―」鞠智城・古代山城シンポジウム資料集2018.10
- 「大宰府の都市と古代山城 The city of Ancient Dazaifu and mountain forts」イコモス・ICOFORT 国際会議2018論文集 2018.10
- 「古代山城とGIS―大野城・基肄城・阿志岐山城の眺望を中心としてー」『大宰府の研究』高志書院2018・11
- 「大宰府政庁前面域」『都府楼』50 公財古都大宰府保存協会 2018.11
- 「市民ミュージアム 大野城心のふるさと館」『歴史と地理 日本史の研究』264山川出版社2019.3
- 「市民ミュージアム 大野城心のふるさと館 こどもたちが歴史を体感する場」『歴博』213 2019.3 国立歴史民俗博物館
- 「大宰府と古代山城の誕生」・「大野城の研究成果」ほか『大宰府学研究』九州国立博物館アジア文化交流センター研究論集1 2019.3
注:「」は論題、『』は書籍名となります。
- 文化庁水中遺跡調査検討委員会副委員長
- 文化庁水中遺跡調査検討委員会協力者会議委員
- 日本学術振興会関連委員
- 福岡県・大野城市まち・ひと・しごと創生有識者会議委員
- 福岡県・春日市文化財専門委員
- 福岡県・久留米市文化財保存活用地域計画協議会委員
- 佐賀県・佐賀市東名遺跡整備基本計画策定委員会委員
- 長崎県・対馬市有識者会議構成員(対馬市博物館建設推進会議)
- 鹿児島県・瀬戸内町近代遺跡調査検討委員会委員長
- 鹿児島県・伊仙町生涯活躍のまちづくり町有地・施設利用構想検討委員
- 鹿児島県・徳之島町水中遺跡指導委員会委員
- 鹿児島県・天城町水中遺跡調査指導委員
- 鹿児島県・奄美市小湊フワガネク遺跡保存活用計画策定委員会委員
- 鹿児島県・与論町与論城跡調査指導委員会委員
- 九州国立博物館名誉館員
- 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所客員研究員
- 公益財団法人古都大宰府保存協会顧問
- 日本考古学協会会員
- 九州考古学会会員